この記事ではセラーネットワークを利用して、ブリッジした場合のウォレット明細の登録方法を、以下の2つのケースに分けてご説明します。
- 通貨数量が変更している場合
-
シンボルと数量、どちらも変更している場合
まず、お持ちのウォレットアドレスを登録し、ウォレット明細をアップロードして下さい。データの取り込み方法としては、自動的に取り込む方法とCSVファイルをアップロードする方法の2つありますので、いずれかの方法で明細を取り込んでください。
1. 通貨数量が変更している場合
以下の例では、BSCからEthereumへブリッジしたケースで、送付と受取で通貨数量に差額があります。この場合は、その差額を手数料として登録して下さい。
STEP 1
ブリッジの明細を確認します。ETHの送付と受取の差額を計算します。受取明細の「詳細修正」をクリックします。
STEP 2
ウォレット明細の詳細修正の画面が開きますので、「+明細行を追加する」をクリックします。
STEP 3
取引種別を手数料として、通貨、差額の数量を入力し、「登録する」をクリックします。
STEP 4
手数料の明細が追加されましたので、「登録」をクリックしてブリッジ明細を収支計算に登録します。
STEP 5
収支計算の画面に切り替え、登録した明細を確認して下さい。
※BSCでBSC-USDをブリッジしているケースでは、以下のように別のチェーンではUSDTとシンボルが変わっています。ただし、このウォレット明細を登録し、収支計算側に反映しますと、BSC-USDもUSDTもどちらもUSDTとして登録していますので、この場合は上記の「通貨数量が変更している場合」のやり方に則って登録処理を行ってください。
受取明細側に差額分を手数料として追加して登録。
収支計算側には、USDTの送付と預入の明細、そして差額分の手数料明細が作成されます。
2. シンボルと数量、どちらも変更になる場合
以下の例では、BSCからArbitrumへブリッジしたケースで、送付と受取で通貨のシンボルがUSDCからUSDC.Eに変更になっています。この場合は、送付したUSDCを売却し、受け取ったUSDC.Eを購入したとして売買明細を作成します。
STEP 1
ブリッジの明細を確認し、1つ目の送付明細を売却明細に変更し、受け取ったUSDC.Eの購入明細を追加します。「詳細修正」をクリックします。
STEP 2
送付(移動)明細の取引種別を「送付 (売却) 」に変更します。
STEP 3
続いて、受け取ったUSDC.Eの数量を確認し、「受取(購入)」の明細を追加します。
STEP 4
詳細修正した明細は「登録」をクリックして、ブリッジ明細を収支計算に登録します。一方、受取側のウォレット明細は、「対象外」をクリックします。
STEP 5
収支計算の画面に切り替え、登録した明細を確認して下さい。