この記事では、システムによって自動的に計算対象外となる「送付」と「預入」についてご説明します。
対象外となる「送付」「預入」について
「送付」や「預入」の取引は、暗号資産をウォレットや他の取引所へ移動したことを示す明細ですが、取引所によってはこれらの情報を出力できない場合があります。
そのため、複数の取引所データを組み合わせて損益を計算しようとすると、通貨の残高にズレが生じ、場合によっては残高がマイナスになるなど、正確な計算ができなくなる可能性があります。
こうしたエラーを防ぐために、「送付」「預入」の取引明細は、システムが自動で「計算対象外」として登録します。
以下のように対象外に登録されます。
計算対象に変更することはできません。
明細の右端ボタンをクリックしても計算対象に変更はできません。
「送付」「預入」明細に手数料が含まれる場合
「送付」や「預入」の取引に手数料が含まれている場合、その手数料は損益計算に関わるため、正確に登録する必要があります。
そのため、システムでは手数料が確認された場合、手数料部分のみを切り出して、別の明細として自動で作成します。
また、手数料が含まれている取引については、該当の明細の特記事項欄に、手数料明細を別途作成した旨のメッセージが自動で記載されます。